肩こりは現代人の悩みの一つで、特にデスクワークやスマホの使用などで姿勢が悪くなるとより悪化する傾向があります。肩こりを改善する方法として、「肩甲骨はがし」という方法があります。
こちらでは、肩甲骨はがしの効果ややり方、注意点などについて解説します。
肩甲骨はがしとは?
肩甲骨はがしとは、その名の通り肩甲骨の周りの筋肉をほぐすことで、肩こりや首の痛みを改善するためのマッサージ方法です。肩甲骨はがしには、様々な方法がありますが、今回は簡単な方法をご紹介します。
肩甲骨はがしのやり方
まずは、肩甲骨の位置を確認しましょう。肩甲骨は背中の真ん中にあります。次に、肩甲骨を動かすためには胸郭を開くことが大切です。胸郭を開くには、腕を肩幅よりも広く開いて、背中を真っすぐに伸ばします。この姿勢をキープした状態で、以下の手順で肩甲骨はがしを行います。
右腕を前に出して、肩の高さまで上げます。
右手の肘を曲げて、右手の手のひらを背中側に回します。
左手で右肘を掴んで、右肘を左側に引っ張ります。
この状態で、少し肩を前に出しながら、右肩甲骨を上下に動かします。
右側が終わったら、左側も同様に行います。
このように、交互に肩甲骨を動かすことで、肩こりを解消することができます。
肩甲骨はがしの効果
肩甲骨はがしには、以下のような効果が期待できます。
血行促進効果:肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、血行が良くなります。血行が良くなることで、疲れた筋肉の疲労物質が排出され、新しい栄養素が筋肉
供給されるため、筋肉の回復を促進する効果があります。
筋肉の緊張緩和効果:肩こりの原因の一つは、筋肉の緊張が原因となることが多いです。肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、筋肉の緊張を緩和し、肩こりを解消することができます。
姿勢改善効果:肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、姿勢が良くなります。姿勢が良くなることで、肩こりや首の痛みを予防することができます。
肩甲骨はがしの注意点
肩甲骨はがしは、間違った方法で行うと、逆に肩こりを悪化させることがあります。以下に注意点をまとめましたので、実践する際には必ず確認してください。
痛みを感じた場合は中止する:肩甲骨はがしは、少しきつめの刺激が必要ですが、痛みを感じた場合は中止することが大切です。
無理な力を入れない:肩甲骨はがしは、無理な力を入れると肩こりを悪化させることがあります。必要以上の力を入れず、優しく行いましょう。
姿勢に注意する:肩甲骨はがしは、正しい姿勢で行うことが大切です。胸郭を開いた姿勢で行うことで、効果的に肩甲骨をほぐすことができます。
まとめ
肩甲骨はがしは、肩こりや首の痛みを改善するためのマッサージ方法です。正しい方法で行うことで、血行促進や筋肉の緊張緩和、姿勢改善などの効果が期待できます。ただし、間違った方法で行うと肩こりを悪化させることがあるため、注意点にも留意して実践してください。肩こりがひどい場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。