結論からお伝えすると、整体は身体の悩みを改善することを目的としているのに対し、
マッサージは身体をほぐすことによるリラクゼーションを目的としており、
自分自身の解決したい悩みや目的に合った施術を選択することが重要となります。

整体とマッサージの違い

整体の施術は、身体の悩みを改善することを目的とし、
解剖学や生理学、運動学などの知識を駆使しながら、背骨や全身の骨格、筋肉のバランスなどの機能、動作の能力を高めます。
マッサージの施術は、筋肉のコリや緊張をほぐすことや血行の改善、ストレス解消、リラクゼーション効果などを得ることを目的としています。

施術内容
整体は、指圧やストレッチだけでなく、関節の可動性や筋膜の調整を行う手技療法を用いながら筋肉や関節、神経系の機能を高めます。ソフトなものから強めの手技まで、機能低下の状態やお悩みによってさまざまな最適な手技が適応されます。
マッサージは、指圧による圧迫や揉みほぐしといった、指や手を使用して体表を刺激するマッサージが行われます。筋肉などの軟部組織を刺激することで、関節や筋肉の緊張やコリをほぐし、身体の血行を改善しながらリラクゼーション効果を高めます。

施術効果
整体の施術効果としては、不調悩みの原因と考えられる箇所に対してアプローチし、痛み、しびれ、凝り、張り、頭痛、腰痛などの身体の不調を改善することが期待できます。
また、レントゲンに写らない不調や整形外科などの医療機関で改善しない場合には、整体での施術が効果的なケースもあります。マッサージの施術効果としては、筋肉の凝りや柔軟性の改善、血行やリンパの流れの改善によって、身体の疲労回復やリラクゼーション効果が期待できます。

また、整体では根本的な原因が解決でき、セルフケアによる自己管理が行える場合は、
長期的に効果を持続させることが可能です。
しかし、マッサージの場合では、あくまでも一時的に疲労を回復させる程度で、施術後に生活での負担や時間経過とともに不調が再発する可能性が高いです。