皆さんは身の回りに指や肘から先が痺れた経験はありますか?

横向きで腕をつぶしながら寝てしまった、肘の内側をぶつけた時に瞬間的にビリっときた、など少なからず耳にしたことはあるのではないでしょうか。
短時間で元に戻るのなら問題ないのですが、何日経っても揉んでも押しても痺れの取れない場合があります。手なので日常生活に及ぼす影響や不快感などは小さくないと言えるでしょう。
一体何が原因なのでしょうか?

結論から申し上げますと、押しても痺れが変化しない場合は神経の絞扼(圧迫や引っ張られる事)による可能性が高いと言えます。
神経はこうした刺激の影響を受けやすく接続先の皮膚や筋肉に症状(痺れや筋力低下)が現れます。
痺れは広範囲に訴える方が多く、肘から先なら手の甲側・手のひら側(親指~中指)・手のひら側(中指~小指)・手首~肘の親指側の4区画が多いでしょうか。肘より手前なら肩周辺・肩~肘の間・ワキ~肘の3区画が代表的です。
ですが、神経は脳から出ていますので絞扼される場所は上記の区画ではなく脳~区画の間になります。
例えば手のひら側(親指~中指)に繋がる神経は首の骨から出て、筋肉や鎖骨の下、肩甲骨と肋骨の間、脇と腕の内側を通り、肘の正面から手のひらへと伸びています。少々多めに書きましたが、今記述した箇所は全部神経を絞扼しやすい場所になるのです。

因みに今例で挙げたのは「正中神経」と言い、腕にある神経の内1つです。名前が有名なのは尺骨神経・橈骨神経・筋皮神経・腋窩神経の5つ。他、内側上腕皮神経などマニアックなものもあり、それぞれ絞扼しやすい箇所があります。更に細かい話、区画内での筋膜なども候補に挙がります。

ちょっとややこしくなってきましたね。候補は多いですが、広範囲の痺れは首~区画の間が原因になるケースが多いのです。手のひらが痺れているのに肘や首に原因があるとは調べない限りたどり着くのは難しいと思いませんか?

痺れは姿勢などで首や腕の位置が変わり神経の絞扼に繋がる方が多いです。
字数的にそろそろ制限がきますので割愛させて頂きますが、細かい箇所は知っている人に任せてみたり、痺れの予防として姿勢を見直すのもありでしょう。

一度当店でお身体の現状をみさせてください。

一緒に改善していきましょう♪