皆さんは周囲で足の裏を痛めたなど聞いた事はありませんか?
この仕事をしていると肩こりと一緒に訴える方が多い印象があります。
朝起きたら痛い・体重をかけたら痛い・足首を動かしたら痛い、小指側、母指球付近、踵の少し前など意外とバリエーションが豊富です。
足には多くの軟部組織が付いており、体重のかけ方に応じて場所と、伸ばされたり押しつぶされたりと加わる力学的な負荷が変わります。歩きでの移動は欠かせない場合が多く、繰り返し同じ負荷を加え続けているなら足の痛みは日常生活での支障を感じやすいと言えるでしょう。
姿勢との関連も多いのですが、何が痛みを生みやすいのでしょうか?
結論としては「地面にまっすぐ足を着けない事」とされています。例えば体重を後ろに掛けている方は、足の裏では重心が踵に偏ります。するとバランスをとる為に背骨を曲げ、重い頭を前に移動させ転倒を防止します。電車などで身体が後ろに揺れる際に出やすい反応ですが、揺れが大きいと腕も前に出してバランスをとった経験はないでしょうか。このように足の裏は重心を感じ取るセンサーでもあるので全身の運動へとつながるのです。
足の裏に限って言えば、バランスをとる際につま先を上げる反応が生じます。土踏まずにある筋肉はこの動きでストレッチがかかる為、ピンと張り硬くなります。常に後方重心にある方は足の裏がいつも硬い状態が続いているのです。
そこに全体重をかけるとどうなるでしょう?何となくでも痛そうな気がしませんか?
実際には筋繊維の限界を超えて負荷がかかる場合もあれば、深層・表層の筋や軟部組織で伸び方が変わる為、両者の間で摩擦が起こるなど痛みに繋がるケースが多いです。
施術では筋を緩めたり、筋肉と軟部組織の間に指を入れ摩擦を軽減さすように動かしたりして痛みの緩和を試みます。
今回は後方重心を例にお話しましたが、前方・側方など人によって様々です。まずは施術前に姿勢などお話を聞かせて下さい。
当店ではオイルを使ったコースもございますのでお試しにどうぞ。
一緒に改善していきましょう♪