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「最近、肩や首のこりがひどい」、「頭痛や腰痛に悩まされるようになった」といった方には、スマホを使うときの姿勢を見直すことをおすすめします。総務省によると、2019年におけるスマホの普及率は67.6%と、半数以上の人がスマホを所持しています。スマホ首は、肩こりや首のこり、頭痛など、さまざまな症状の原因です。ここでは、スマホ首の症状や原因、対処法、予防法などについて詳しくご紹介します。

スマホ首とは

スマホ首とは、首を下に向けた姿勢でスマホを長時間操作することで、肩や首のこり、頭痛、腰痛などの症状が現れた状態です。頭を下げてスマホを見る姿勢を続けると、やがて頸椎の湾曲が失われて真っすぐになります。これを「ストレートネック」といい、肩こりや首のこりが続く要因になるため、スマホ首には早急に対処しなければなりません。

スマホ首の原因

頭は、肩や首の筋肉によって支えられています。スマホを見るときに首を下に向けると、肩や首の周りの筋肉への負荷が増大します。その結果、筋肉が緊張して肩や首、頭部への血流が低下して、こり・痛み・だるさなどの症状が現れるのです。

首の角度が15°傾くごとに、約4~6kgも首や肩にかかる負担が増えるといわれています。これは、スマホ操作だけではなく、パソコン作業や軽作業なども同じです。首を下に傾けることはストレートネックの原因となり、肩や首のこり、頭痛などに繋がるため、普段から注意しておきましょう。

スマホ首を放置するとどうなるの?

スマホ首を放置すると、どのような問題が起きるのでしょうか。

姿勢を正しても肩こりや頭痛に悩まされがちになる

先述したとおり、スマホ首を続けるとストレートネックになります。人の頸椎は湾曲しており、頭部の重みによる肩や首への負担を和らげています。ストレートネックになると、常に肩や首への負担が大きい状況となり、肩や首のこり、頭痛などに悩まされがちになるのです。

そのため、ストレートネックになる前にスマホ首に対処する必要があります。

気圧の影響で不調が起こりやすくなる

気圧の変化の影響を受けて、肩こりや頭痛、倦怠感などの症状が現れる場合があります。これを「気象病」といいます。気象病の原因は解明されていませんが、気圧の影響で自律神経が乱れることだと考えられています。

例えば、自律神経のうち交感神経が優位になると、血管が収縮して血流が悪化することで、肩こりや首のこり、頭痛などが現れるのです。また、副交感神経が優位になると、血管が拡張して神経に触れることで、痛みが出る場合もあります。

ストレートネックの方は、健康な方と比べて気圧の変化の影響を受けやすいといわれていいます。これは、ストレートネックの症状と気象病のどちらも、結果的に肩や首への血流を低下させるためでしょう。

スマホ首の改善方法

スマホ首を改善するには、次の2つを同時に実践する必要があります。

現れている症状に対処する

誤った姿勢によって起きている症状に対処しましょう。肩こりが起きている場合は、肩の周りを温めたり、プロの「ほぐし」を受けたりしてください。頭痛が起きている場合は、頭痛薬を服用するのもよいでしょう。

今、現れている不調を改善してから、再発防止に努めることが大切です。

スマホを見る姿勢を整える

スマホを見るときの姿勢を改善しない限り、何度でもスマホ首を再発します。脇をしっかり締めた状態でスマホの画面を目線の高さに合わせましょう。慣れていないと姿勢を保つのが難しいかもしれません。少なくとも、前傾姿勢にならないように意識してみてください。

正しい姿勢を心がけることで、肩や首への負荷が軽減され、自然治癒力によって不調が改善します。

スマホ首の予防法

スマホ首による症状を改善したら、次は再発予防に努めましょう。スマホ首の予防方法は次のとおりです。

こまめに休憩する

正しい姿勢を保つことに気疲れすると、「スマホ首になってもいい」と思い、悪い姿勢になってしまいがちです。このような事態を防ぐには、長時間のスマホ操作を避ける必要があります。30分に1回は5分以上休憩しましょう。また、暇つぶしにスマホを見ているのであれば、代わりに音楽を聴いたり本を読んだりと、別の方法を模索してみてください。

ストレッチで首や肩をほぐす

首や肩の血流が悪くならないように、こまめにストレッチしましょう。首や肩を回すだけでも血流が改善して、肩や首のこりの予防に繋がります。また、右手で左肩を押さえた状態で首を回したり天井を見たりするのも効果的です。反対側も同様に行いましょう。

毎日の入浴で身体を温める

身体が冷えると血流が悪くなり、身体が温まると血流が改善されます。そのため、シャワーで済ませるのではなく、できるだけ毎日入浴しましょう。ただし、熱い湯に短時間つかるだけでは、身体は温まりません。40℃程度の湯に10~15分ほどつかることをおすすめします。

ただし、心臓病のある方は、入浴によって心臓に負荷がかかる恐れがあるため、事前に医師に相談してください。

生活習慣を整える

睡眠不足やストレスなどは、血流を悪化させることで肩こりや首のこりを引き起こします。このような不調がある状態でスマホを見ると、姿勢を保つことが難しくなり、無意識のうちに前傾姿勢になってしまうのです。

そのため、生活習慣を整えて、身体の健康を保つ必要があります。できるだけ早く布団に入る、寝る前に過度な運動や飲酒などはしない、趣味を楽しんでストレスをこまめに解消するなど、さまざまな方法で身体の調子を整えましょう。

こまめにプロの施術を受ける

スマホ首の改善や予防に効果的なのがプロの施術を受けることです。例えば、リラクゼーションサロンでは、プロの手業による「ほぐし」を受けられます。自分で首や肩をマッサージしても、角度や力加減、技術の問題で、なかなか高い効果を得られません。

リラクゼーションサロンなら、豊富な知識と技術を持ったプロによる効果が高い施術を受けられます。

コロナ禍ではスマホ首に悩まされる人が増える?

コロナ禍ではテレワークが推進されていることから、自宅でスマホやパソコンを使う人が増えています。同時に、スマホ首に悩まされる人が増えることも予想されます。一度、スマホ首になると、その不調によって仕事のパフォーマンスを発揮できなくなったり、気分が落ち込んだりする恐れがあるため、予防を心がけることが大切です。

スマホ首にお悩みの方は「ほぐしドットコム」にご相談ください

スマホ首にお悩みの方は、池袋のリラクゼーションサロン「ほぐしドットコム」にご相談ください。肩や首だけではなく、全体的に丁寧にほぐしますので、肩こりや首のこりなど、さまざまな不調にアプローチできます。

リラクゼーションサロンの施術の基本は「ほぐし」ですが、ほぐしドットコムでは「ストレッチ」と「リラクゼーション」も組み合わせたオリジナルの施術をご提供しております。また、スマホ首かどうかをチェックしたり、正しい姿勢のアドバイスをしたりと、不調の改善のお手伝いをいたします。スマホ首を放置するとストレートネックになり、ますます不調が大きくなる恐れがありますので、お早めにご相談ください。