肩こりに悩まされている方は、できるだけ早く対処しましょう。肩こりが悪化すると、頭痛やめまいなどが引き起こされ、生活に支障をきたす恐れがあります。また、間違った方法で対処すると、肩こりが悪化する恐れがあります。そこで今回は、肩こりの対処法について、薬やマッサージ、ストレッチなどに分けてご紹介します。
肩こりの間違った対処方法
肩こりになると、次のような間違った方法で対処してしまいがちです。肩こりが悪化して、ますますつらくなる恐れがあるので注意が必要です。
ゴリゴリと刺激する
肩こりでカチカチになると、ゴリゴリと無理にほぐせば治るのではないかと思う方が多いのではないでしょうか。肩こりを強く刺激すると、ますます症状が悪化します。肩こりは、血流の低下や筋肉の緊張が起きている状態です。そこを無理にゴリゴリと刺激すると、筋肉がますます緊張して血流が低下します。
拳だけではなく、マッサージグッズを使ってゴリゴリするのもおすすめできません。実際にやってみるとわかりますが、強く刺激しても肩こりの筋肉の固さが取れることはありません。
冷やす
肩こりによって筋肉が緊張していると、一見腫れているように見えます。そのため、冷やせば治るのではないかと思い込んでしまう方が少なくありません。肩こりは血流が低下したり筋肉が緊張したりしている状態のため、冷やすとますます状態が悪くなります。
冷やすと、血管が収縮して血流が悪くなり、筋肉の動きも悪くなります。
そもそも肩こりは治る?
肩こりに長く苦しめられていると、本当に治るのか疑問に感じるようになるでしょう。肩こりは、今起きている症状を抑えた上で、原因を解消すれば完治できます。今起きている症状を抑えなければ、原因を解消したところで肩こりが完治することはありません。
肩こりに効く薬
肩こりの対処法はいくつかありますが、最も即効性に優れた対処法の1つが薬物療法です。肩こりに効く薬をご紹介します。
非ステロイド系抗炎症薬
非ステロイド系抗炎症薬とは、ステロイドではない炎症を抑える薬のことです。炎症が起きたところには痛みが生じるため、痛み止めとも呼ばれています。痛みの原因となるプロスタグランジンの生成を阻害することで、痛みが脳へ伝達されないようにします。
副作用に、胃痛や胃潰瘍、お腹の張りなどがあり、胃薬と一緒に服用を勧められる
場合があります。
筋弛緩薬(きんしかんやく)
筋弛緩薬とは、筋肉の緊張を和らげる薬です。全身の筋肉は意思1つで緊張と弛緩をコントロールできると思っている方もいるでしょう。肩こりの状態では、意識しても筋肉を弛緩することはできません。そのため、筋弛緩薬を使って筋肉を弛緩させ、こりを解消させる必要があります。
ビタミンB
ビタミンBには、末梢神経の修復をサポートする働きがあります。日常の食事からも摂取できますが、ビタミンB製剤で十分に接種することで効果が期待できます。
神経ブロック注射
神経ブロック注射とは、神経やその周りに局所麻酔薬を注入することで、痛みの伝達を防ぐ治療法です。慢性的な肩こりは、その症状によって肩こりの原因となる姿勢をとってしまい、さらに肩こりが悪化します。この悪循環を神経ブロック注射で断ち切ることで、完治のきっかけを作ることができます。
肩こりにマッサージは有効?
肩こりは、肩や首回りの血行不良や筋肉の緊張によって起こります。そのため、マッサージで血流を促すことで、肩こりが解消する可能性があるのです。ただし、マッサージの方法を間違えると、かえって肩こりが悪化します。また、自分でマッサージをしようにも、うまく力が入らなくて十分な効果を得られません。
家族や友人にマッサージしてもらうか、プロのほぐしを受けましょう。プロは、肩こり解消に役立つマッサージを知っています。
電気治療器を使うのもアリ
電気治療器は、低周波治療器とも呼ばれ、微弱電流を流すことで筋肉をほぐしたり痛みを和らげたりする機器です。家庭用の電気治療器は医療用とは異なり、高い効果は期待できません。また、筋肉の緊張をほぐすだけでは、血流を促すことはできません。電気治療器は、マッサージや薬物療法などと併用することが基本です。
温めることで改善する場合も
肩とその周りを温めることで、筋肉がほぐれるだけではなく血流も促すことができます。蒸しタオルを肩にのせたり、温かい湯につかったりするのがおすすめです。また、ストレス解消効果も期待できるので、ストレスによる筋肉の緊張が原因の肩こりに高い効果が期待できます。
肩こりにおすすめのストレッチの方法
肩こりを和らげたい方は、次のストレッチを毎日行いましょう。
首すくめ運動
背筋を伸ばすと同時に、両肩をすくめながら持ち上げます。そのまま10病キープして、一気に肩の力を抜きます。筋肉の緊張を解きほぐすと共に、運動効果によって血流を促すことができます。
首まわし運動
肩の力を抜いた状態で、首を前に傾け、続いて右に傾けます。そして、後ろに傾けて、最後に左に傾けます。これを滑らかな動作で、左右10回ずつ行いましょう。肩こりは、首周りの筋肉が関係しているケースも多いので、このような運動が効果的です。
首を横に倒す運動
首をゆっくりと右に曲げた状態で5~10秒キープし、元の状態に戻ります。これを左右交互に2~3回行うことで、首周りの血流を促せます。
首を前に倒す運動
首をゆっくりと前に倒して、首の後ろを伸ばしたまま10秒キープすることで、首周りの血流を促せます。
肩こりはプロのほぐしで解消しよう!
肩こりに悩む方は、プロのほぐしを受けてみてはいかがでしょうか。血流を促すとともに筋肉の緊張を解きほぐせるため、肩こり解消が期待できます。定期的に反故氏を受けることで、肩こりの悩みから解放されるでしょう。
池袋の「ほぐしドットコム」では、1日でも長く良い状態が続くように施術しております。日常生活における肩こり予防のポイントもお伝えいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
肩こりの原因に対処することが先決
肩こりは、原因を解消しなければ何度でも再発します。次のように再発予防を心がけましょう。
デスクワークによる肩こり
肩の力を抜いてパソコンのキーボードを打つのは至難の業です。そこでおすすめなのが、アームレストに肘を完全に委ねることです。そうすれば、肩に全く力を入れることなくキーボードを打てるため、肩こりと無縁になります。
生活習慣による肩こり
睡眠不足や運動不足、水分不足、ストレスなどが肩こりを引き起こします。良質かつ十分な睡眠、適度な運動、こまめな水分補給を心がけることで、肩こりを解消できるでしょう。
肩こりを解消して快適な日々を取り戻そう
肩こりは、日々のパフォーマンスを低下させると共に、頭痛やめまいなどを引き起こします。人生に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。薬やマッサージ、ストレッチなどで肩こりを解消するとともに、再発予防を心がけましょう。肩こりにお悩みの方は、池袋の「ほぐしドットコム」までお気軽にご相談ください。