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腰痛が起きたとき、温めるべきか冷やすべきか迷う方は多いのではないでしょうか。実は、腰痛のタイプによって、温めるべきか冷やすべきかが異なります。間違った方法で対処すると、腰痛が悪化する恐れがあるため、十分に注意が必要です。ここでは、温めるべき腰痛のタイプと、今すぐに実践できる腰を温める方法を10個ご紹介します。

腰痛は温めるべき?冷やすべき?

まずは、冷やすべき腰痛と、温めるべき腰痛の違いについて詳しくみていきましょう。

急性の腰痛は「冷やす」

ぎっくり腰のような急性の腰痛は、冷やすのが正解です。急性の腰痛では、腰や周辺組織、筋肉などに炎症が起きています。炎症が起きているところを冷やすと、炎症を抑えて痛みを和らげられるのです。ただし、冷やしすぎると血流が悪くなるため、気持ちがいい程度に冷やしましょう。ガーゼやタオルに保冷剤をくるみ、患部に当てるだけで効果が期待できます。

慢性の腰痛は「温める」

じわじわと痛む慢性の腰痛は、温めるのが正解です。慢性の腰痛は、血流が低下して筋肉が緊張していることが原因の1つです。そのため、腰を温めて血流を促すことで、筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぐ可能性があります。

腰を温めて腰痛をケアする方法10選

身体が冷えることで慢性の腰痛がひどくなるため、腰を冷やさないことが大切です。また、脚や上半身などが冷えた場合、腰も冷えてしまう恐れがあります。それでは、腰を冷やさないための対策と腰を温める方法を10個ご紹介します。

腹巻を使う

腹巻は、お腹だけではなく腰もカバーできるため、腰の冷え対策になります。厚手の腹巻は透けて見えるため、身体の体温を吸収して温めるタイプの腹巻がおすすめです。また、厚手のインナーの上から腹巻を着用すれば、さらに保温効果がアップします。

温熱シートを貼る

腰に貼ることで熱を発するタイプの温熱シートを貼るのもよいでしょう。腰を直接温めてくれるため、冷えによる腰痛が和らぐ可能性もあります。ただし、数時間で熱を発さなくなるため、何回か貼り直しが必要です。コストをできるだけ抑えたい場合は、補助的な対策として取り入れてみてください。

また、肌が弱い方が使用すると肌トラブルが起きる場合があるため注意が必要です。少しでも肌に赤みやかゆみなどの症状が現れた場合は、使用を中止しましょう。

湯舟につかって身体を温める

温かいお湯にゆっくりつかることで、身体が芯から温まります。ただし、お湯が熱いほどに温まるわけではありません。熱すぎる湯につかると、身体の芯が温まる前にのぼせてしまうため、40℃前後の湯に10~15分ほどつかるのがおすすめです。ただし、心臓に何らかの病気を抱えている方や高血圧の方は、心臓への負担を減らすために半身浴をしてください。

半身浴と言えば、ダイエット方法の1つとして世間に広まっていますが、もともとは心臓に負担をかけてはいけない人のために考案された入浴方法です。

身体を温める食べ物を食べる

冷たい水やジュース、生野菜や冷やし中華など、冷たい飲食物は身体を冷やします。身体が熱いときに冷たい飲食物をとることは問題ありません。しかし、適度な体温のときに冷たい飲食物をとると、身体が冷えて腰痛がひどくなる可能性があります。

また、ゴボウや大根といった野菜にも身体を冷やす食べ物があるため注意が必要です。身体を温めるために、鶏肉やイワシ、カツオ、エビ、しょうが、にんにく、かぼちゃなどを食べましょう。また、野菜はサラダではなくスープや煮物に使うのがおすすめです。

暖房器具を積極的に使う

エアコンやホットカーペットなどの暖房器具は積極的に使いましょう。衣類や温熱シート、入浴などで身体を温めても、部屋が常に寒い場合はすぐに冷えてしまいます。電気代を節約したい場合は、厚着をしたうえでホットカーペットやこたつなど直接温められる暖房器具を活用してみてください。

また、トイレや洗面所などには、人感センサー付きのファンヒーターを置くことをおすすめします。温かいリビングからトイレや洗面所に行くことで身体が急激に冷えて、腰痛が起きる場合があります。

適度に運動する

ウォーキングやジョギングなどの適度な運動を続けることで筋肉量が増え、身体が温まりやすくなります。また、腰回りを支えるための筋肉も増えるため、腰痛が起こりにくくなる可能性もあります。激しい運動は腰に負担がかかるため、おすすめできません。また、一時的に激しい運動をしても、運動を習慣づけなければ筋肉が落ちてしまいます。

運動不足の方は、ウォーキングやジョギングから始めてみてください。1日30分から始めて、1時間ぐらいまで延ばすとよいでしょう。

こまめにストレッチをする

長時間のデスクワークでは、腰回りの筋肉が緊張することで血流が悪くなります。また、腰に直接負担がかかることも重なるため、腰痛に悩まされるデスクワーカーは少なくありません。1時間に1回は席から立ち、ストレッチをしましょう。

また、5分程度の散歩をしたり、トイレに行ったりと、身体を動かすことも大切です。

浴室を温める

入浴時に注意したいのが、事前に浴室を温めておくことです。「どうせ湯舟につかって温まるから大丈夫」と思って寒い浴室に入ると、腰痛が悪化する恐れがあります。悪化した腰痛はすぐには改善しないため、温かいシャワーを出して浴室を温めておくことが大切です。

厚手の靴下を履く

厚手の靴下を履くことで、足元から冷えるのを防げます。ただし、厚手の靴下は足回りが締め付けられる場合があるため注意が必要です。足回りが締め付けられると、上半身への血流が悪くなり、腰にも悪影響が及ぶ恐れがあります。履いていて窮屈ではない厚手の靴下を選びましょう。

プロの施術で血流をケアする

慢性的な腰痛のケアは、温めるだけでは不十分です。温めるのは、あくまでも腰痛の悪化を防ぐことが目的です。慢性の腰痛に悩まされている方は、リラクゼーションサロンで腰回りの筋肉をほぐしてもらいましょう。

筋肉の緊張をほぐしつつ温めることで、腰痛に効率的にアプローチできます。ここで気をつけたいのは、一度限りの施術で通うのをやめないことです。どれだけ優れた技術を持つプロでも、腰痛ケアの効果を永久に持続させることはできません。定期的に施術を受けることで、腰痛の悩みに対処できます。

リラクゼーションサロンを選ぶときは、通いやすさ、施術の質、対応の丁寧さなどに注目しましょう。継続的に通うからこそ、気持ちよく長く通えるリラクゼーションサロンを選ぶことが大切です。

まとめ

急性の腰痛は冷やすべきですが、慢性の腰痛は温める必要があります。腹巻、厚手の靴下、湯舟につかる、マッサージなど、さまざまな方法で腰痛にアプローチしましょう。慢性の腰痛にお悩みの方は、ほぐしドットコムへご相談ください。腰だけではなく、全身へのアプローチによって、腰痛の悩みをケアいたします。

また、生活習慣やライフスタイルなども踏まえたアドバイスや施術も可能です。また次も施術を受けたいと思っていただける対応を心がけておりますので、まずはお気軽にご相談ください。