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気がつくと背筋が曲がっていたり、首が前に出ていたりする方は、姿勢の改善を目指すことが大切です。悪い姿勢を続けることで、全身のあらゆる部位に悪影響が及びます。正しい姿勢を保てるようになれば、心身の状態も整いやすくなるでしょう。ここでは、正しい姿勢の作り方や悪い姿勢の健康への影響などについて詳しくご紹介します。

正しい姿勢とは

正しい姿勢といっても、今ひとつイメージできない方が多いのではないでしょうか。まずは、壁に背中を付けて立ってみてください。その状態であごを軽く引き、胸を軽く張りましょう。このとき、後頭部と肩甲骨、お尻、かかとが壁についており、腰の後ろに手のひらがぎりぎり入る程度のすき間が空いているのが理想的な姿勢です。

手のひらが入っても余裕があるのであれば、反り腰の可能性があります。また、頭から背中にかけて壁になかなかつかない場合は、猫背だと言えるでしょう。

椅子の正しい座り方

立っているときは姿勢がいいのに、座っているときは姿勢が悪くなる方もいます。特に、長時間のデスクワークをしている方は、姿勢が悪くなりがちです。椅子の正しい座り方を確認しておきましょう。

(1)椅子に深く腰かけて骨盤を垂直に立てる
(2)背筋を伸ばして胸を張る
(3)両肩を後方へ引く
(4)あごを軽く引く
(5)背もたれに寄りかかる

背もたれに寄りかからない方が姿勢は良いのですが、長時間維持することは難しいでしょう。そのため、力を抜いて背もたれに寄りかかることが良い姿勢を保つためのポイントなのです。また、背もたれに寄りかかったときに腰の後ろにすき間ができる場合は、クッションや丸めたタオルを入れてみてください。

姿勢が悪くなる原因

正しい姿勢を身につけるには、姿勢が悪くなる原因を知ることが先決です。どのようなときに姿勢が悪くなるのか詳しくみていきましょう。

モニターの位置が適切ではない

パソコンのモニターが適切な位置ではない場合、首を下に大きく傾けたり上を向いたりする必要があります。その結果、首や肩、背中の筋肉に負荷がかかり、次第に姿勢が崩れてしまうのです。モニターは、水平線よりも下に設置しましょう。また、顔からモニターまでの距離は40cm以上が理想とされています。

モニターの位置を上手く調節できない場合は、モニターアームを試してみてください。自由自在に角度や位置を調節できるため、姿勢が崩れにくい理想的な位置に定められます。

カバンの持ち方に偏りがある

左右どちらかの肩でカバンを持つ場合、筋肉の付き方や疲労の現れ方に偏りが生じます。特に、重いカバンを毎日のように片側だけで持っていると、その影響は大きくなるでしょう。1日ごとにカバンを持つ側を変えることで、身体への負荷を軽減できます。

悪い姿勢による身体への影響

悪い姿勢だと、だらしなく見えたりやる気がなさそうに見えたりします。このような見た目の印象だけではなく、身体にも悪影響を及ぼす恐れがあります。悪い姿勢による身体への悪影響について、詳しくみていきましょう。

筋肉への負担が増える

悪い姿勢だと、特定の筋肉に大きな負荷がかかります。その結果、肩こりや首のこりが生じ、正しい姿勢を保つことがますます難しくなるのです。また、筋肉痛が起こりやすくなったり、特定の部位が重いだるくなったりもします。

関節への負担が増える

身体を支えているのは筋肉であり関節ではありません。よく、腰で身体を支えるといいますが、実際に身体を支えているのは腰の周りの筋肉なのです。悪い姿勢だと、関節に負担がかかることで、骨に異常が起こりやすくなります。

例えば、膝関節に負担がかかると、軟骨がすり減ることで骨と骨がぶつかるようになり、炎症が起こる場合があります。このような状態が長く続けば、歩行に支障をきたしかねません。若い頃は問題が起きていなくても、高齢になるにつれて関節への負担が増大し、歩行に支障をきたす恐れがあります。

血流が悪くなる

姿勢が悪い状態では、筋肉への負荷が増大します。その結果、血流が悪くなって肩こりや首のこりなどが生じるのです。血液は全身に酸素と栄養を運ぶ役割を果たしているため、血流が悪くなると、疲労も回復しづらくなります。

気分が落ち込みやすくなる

身体の筋肉や関節に負荷がかかり、身体のさまざまな部位に痛みやだるさが現れると、気分が落ち込みやすくなります。また、猫背になって下を向きがちになることもネガティブ思考へと繋がるのです。姿勢を正すだけで気持ちが前向きになるケースは少なくありません。

正しい姿勢へと改善する方法

正しい姿勢へと改善するには、正しい姿勢の保ち方を確認したうえで、筋肉を鍛えたり関節を柔らかくしたりする必要があります。正しい姿勢へと改善する方法について、詳しくみていきましょう。

筋肉を鍛える

筋肉を鍛えることで、自然に正しい姿勢を保ちやすくなります。スクワットや腕立て伏せ、腹筋、背筋などで、全身の筋肉をまんべんなく鍛えましょう。急激な筋トレは間接への負担が大きくなるため、1日10回×2セットほどを目安に始めてみてください。余裕がある場合は、筋トレの回数とセット数を増やしましょう。

関節を柔らかくする

間接は骨と骨が繋がっている部分のため、厳密には柔らかくはなりません。しかし、ストレッチを続けることで間接周りの筋肉が柔軟になり、間接への負荷が少なくなります。起床時と就寝前、仕事や家事の休憩の合間にストレッチをしましょう。

正しい姿勢を常に意識する

正しい姿勢を常に意識することで、自然に体幹が鍛えられます。正しい姿勢を保つために必要な筋肉がつき、いずれ楽に姿勢を保てるようになるでしょう。最初は、気づいたときには姿勢が悪くなっていることもあるかもしれませんが、周りの人に指摘してもらうなどして、できるだけ正しい姿勢を維持してみてください。

姿勢が悪くなっている原因の病気を治療する

筋肉や関節に何らかの病気がある場合は、どうしても姿勢が悪くなりがちです。原因となる病気を治療することで、正しい姿勢を保ちやすくなるでしょう。筋肉や関節に不調がある方は、整形外科で調べてもらってください。

リラクゼーションサロンで悩みをケアする

筋肉や関節の不調の原因がわからない、姿勢を保つのが難しいという方は、リラクゼーションサロンで施術を受けてはいかがでしょうか。全身がほぐされることで、疲労感や肩こりなどの悩みが和らぐ可能性があります。継続的に通うことで良好な状態を保ちやすくなるため、長く通える自分に合った施術ができるリラクゼーションサロンを見つけることが大切です。

まとめ:「ほぐし.com」では正しい姿勢のアドバイスも可能です

池袋のリラクゼーションサロン「ほぐし.com」では、肩こりや首のこりなどにお悩みの方に対し、全身の「ほぐし」をご提供しております。特定の部位の倦怠感は、他の部位に原因があることが少なくありません。全身くまなくほぐすことで、悩みの改善が期待できます。また、現在の姿勢を確認したうえで、正しい姿勢へと導くためのアドバイスも行えます。肩こりや首のこり、腰の痛みなど、どのようなお悩みもお気軽にご相談ください。