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内臓とストレスは切っても切れない関係にあります。ストレスを感じた際に胃痛を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。ストレスは胃だけではなく、全身のさまざまな臓器に悪影響を及ぼすため、健康な身体を目指す方は確認しておくことが大切です。ここでは、内臓とストレスの関係や知っておきたいポイントについて詳しくご紹介します。

そもそもストレスとは

ストレスには、身体的ストレスと精神的ストレスがあります。それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

身体的ストレス

身体的ストレスとは、肉体に直接受けるストレスのことです。例えば、ケガや風邪などが該当します。小指を椅子にぶつけるといった事象も身体的ストレスに直結します。生きている以上は、どうしても多少の身体的ストレスを受けているものです。

精神的ストレス

精神的ストレスとは、いわゆる心に受けるストレスのことです。上司からパワハラ・セクハラを受けている、夜泣きでなかなか眠れない、初めての挑戦によって緊張するといった事象が該当します。精神的ストレスは身体的ストレスと同じく、生きている以上はどうしても受けるものです。

ストレスで内臓の健康状態が悪くなる?

ストレスを受けると胃痛が起こるのは、ストレスによって内臓の機能に支障をきたし、負荷がかかってしまうためです。例えば、ストレスを受けると胃酸が増えます。胃は、胃酸から自らを守るために粘膜を張っているのですが、ストレスを受けると粘膜の防御機能が低下し、胃酸の影響を受けやすくなるのです。

胃酸によって胃がダメージを受けると、そこに炎症が起きて痛みや赤みなどが現れます。それを放置すると、やがて胃に潰瘍ができてしまうのです。胃潰瘍は激しい痛みを訴える病気で、緊急の処置が必要になる場合もあります。

ストレスをため込んでいても、ひたすら頑張り続ける人もいますが、気づいたときには胃潰瘍になって緊急処置が必要になる恐れもあるため注意が必要です。

内臓とストレスの関係で知っておきたいポイント

内臓とストレスの関係について、次のポイントを押さえておきましょう。

肝臓よりも消化管への影響の方が大きい

ストレスの影響は肝臓よりも消化管の方が大きいとされています。消化管とは、胃や十二指腸、小腸、大腸などのことで、ストレスを受けると粘膜の防御機能が低下することで内臓に炎症が起きたり、運動機能に支障をきたして便秘や下痢になったりします。

緊張すると胃痛がする、お腹が痛くなって便秘や下痢をする方は多いのではないでしょうか。原因不明の胃痛や便秘、下痢の原因はストレスの可能性があります。

結果的に命を落とすこともある

ストレスは、血圧を上昇させることで血管の壁へのダメージを増加させます。血管の壁が傷つくと、そこにコレステロールが入り込み、それを追うように白血球が入り込みます。そして、白血球とコレステロールが固まったものが血管の壁に蓄積し、血液の通り道を狭くするのです。これを動脈硬化といいます。

動脈硬化が起きた血管には血栓ができ、それが心臓に移動すると心筋梗塞、脳に移動すると脳梗塞となり、最悪の場合は死に至ります。

過労死もストレスに起因している

日本は海外と比べて1日の労働時間が長いため、過労死で亡くなる方が後を絶ちません。過労死は、ストレスに起因する心不全が原因とされています。このように、ストレスは命の危険に直結するものであるため、可能な限りこまめに解消させることが大切です。

ストレスを発散する方法

忙しい日々を過ごしている人にとって、ストレスを解消させることは容易ではありません。ストレスの発散方法をいくつか紹介しますので、ご自身に合った方法を試してみてください。

適度な運動

軽く汗ばむ程度の適度な運動には、ストレス解消効果が期待できます。例えば、軽いジョギングやウォーキング、サイクリングなどが該当します。好きな音楽を聴きながら自然の中を軽く運動するのもよいでしょう。激しい運動は、かえってストレスを感じてしまうため避けてください。

入浴

いつもシャワーで済ませている方は、たまには湯船に浸かってはいかがでしょうか。全身が温まることで血流が促され、疲労回復効果とストレス解消効果を得られます。ただし、熱すぎる湯に浸かると、体力を奪われて身体的ストレスを感じてしまうので注意しましょう。

40℃前後の湯船に15~20分ほどつかると、身体に負担をかけずに身体を温めることができます。

良質な睡眠

睡眠には、ストレスの発散効果があります。ただし、途中で何度も起きるような睡眠では、かえってストレスが溜まります。睡眠中は、浅い眠りと深い眠りを繰り返しており、これが正常なサイクルで行われることで、朝にスッキリ目覚められるのです。

睡眠の質が悪くなる原因は、次のとおりです。

・寝る前の飲酒
・水分不足
・水分の摂りすぎ
・過労
・寝る直前の入浴
・寝る直前の激しい運動
・寝る直前の食事

これらの原因を避けつつ、睡眠の質を高めるために次のような行動を心がけましょう。

・寝る2時間前に40℃前後の湯船につかる
・寝る前に軽くストレッチをする
・寝る前にコップ1杯の水を飲む

また、室温と湿度を整えたり、通気性がよくて動きやすい服を着たりすることも有効です。快適な睡眠環境を整えて、良質な睡眠をとりましょう。

趣味を楽しむ

音楽鑑賞や映画鑑賞、テレビゲームなど、趣味を楽しむだけでストレスが発散されます。ストレスは一気に解消させることが難しいので、1日1時間は趣味を楽しんで、ストレスをこまめに解消させることがポイントです。急がしくて1時間も趣味の時間をとれない場合は、30分でも問題ありません。

好きなドラマ、アニメなどを1日1話見るのもよいでしょう。1日の終わりに楽しみを作ることで、日中のストレスも和らげられます。

普段と異なる環境に身を置く

いつもと違う環境に身を置くことで、ストレスが和らぐ場合があります。例えば、毎日都会のオフィスで仕事に追われていた場合、週末にリゾート地へ赴くことでストレスが発散されるでしょう。週末は家でゆっくりしたい方も、少し外へ出て空気を吸ってみてはいかがでしょうか。

このような息抜きは、短時間でストレスを大きく解消できます。

リラクゼーションサロンに通う

リラクゼーションサロンでは、全身をほぐして整えてもらえるため、ストレスを発散できます。継続的に通うことで、「早く施術を受けたい」と思えるようになるはずです。池袋の「ほぐしドットコム」では、1日でも長く効果が続くような施術を心がけております。まずはお気軽にお越しください。

まとめ

内臓とストレスは深く関係しています。ストレスが溜まっていることに気づけず、内臓に大きな負担がかかっているケースもあるため、適度な運動や良質な睡眠、趣味を楽しむといったストレス解消法は必ず実践しましょう。ストレスが少ない日々を過ごすことができれば、幸福感も高まります。より良い人生を歩むためにも、うまくストレスケアをしてくださいね。