マッサージの効果を引き出すには、適切なタイミングで行う必要があります。マッサージはいつやるのがベストなのか気になる方に向けて、マッサージを行うタイミングや時間帯、事前準備などについて詳しくご紹介します。マッサージの効果を引き上げたい方はぜひ最後までチェックしてみてください。
マッサージはいつやるのがベスト？
マッサージは、次のタイミングで行うと効果を引き上げることができます。
身体が温まっているとき
身体が温まっているときは、血流が良い状態です。マッサージの目的の1つは血流の改善のため、血流が良い状態で行うことに意味があるのか疑問に感じる方もいるかもしれません。そもそも、身体を温めるだけでは、血流を大きく改善することは難しいのです。
そこにマッサージを組み合わせることで、相乗効果によって血流をしっかり促せるということです。反対に、血流が悪すぎる状態や身体が冷えているときにマッサージをしても、血流をしっかり促すことができません。筋肉を痛めてしまう原因にもなるため、マッサージは身体を温めた状態で行うことが大切です。
体調が良いとき
体調が良いときにマッサージをすると、効果を実感しやすくなります。身体が軽い、こりはあるけれど体調不良ではないといったタイミングでマッサージをしましょう。
気分が落ち込んでいるとき
気分が落ち込んでいるときにマッサージをすると、効果をより強く感じられるでしょう。マッサージと言えば、単に身体の疲れが取れるだけというイメージをお持ちの方もいます。マッサージにはリラクゼーション効果があるため、精神的なリラックスも得られるのです。
もちろん、気分が落ち込んでいないときにマッサージを受けても効果は実感できます。マッサージのメリットを十分に得たいのであれば、気分が落ち込んでいるなど精神面に問題が起きているときに受けるとよいでしょう。
マッサージの効果を高める方法
マッサージの効果を高めるには、適切なタイミングで行う必要があります。次のような準備をして、マッサージの効果を高めましょう。
身体を温める
身体を温めることでマッサージ効果が高まるとお伝えしましたが、どうすれば身体が温まるのかわからない方もいるでしょう。特に冷え性の方は、入浴してもなかなか身体が温まらず、悩んでしまいがちです。
身体の外側と内側の両方から身体を温めることで、マッサージ効果が高まります。40度前後の湯に10～15分つかることで、ほとんどの人は身体が温まるでしょう。熱い湯の場合、身体の芯から温まる前にのぼせてしまいます。ぬるめの湯にゆっくり浸かることを習慣付けてみてください。
また、しょうがのような身体を温める食材をとる、サラダよりも野菜スープなど、食事も工夫するのがおすすめです。
市販薬で身体の状態をある程度整える
強い炎症が起きているようなところをマッサージすると、炎症が強くなる恐れがあります。身体がこりすぎていて痛い、顎関節症で肩こりや頭痛が強いような場合は、炎症を抑える市販薬で身体の調子を整えることが大切です。
どのような薬を飲めば良いかは、かかりつけ医や薬剤師などに相談しましょう。
十分に睡眠をとる
睡眠不足は、心身の体調を崩す原因です。十分に睡眠をとって、身体の状態を整えることでマッサージの効果を実感しやすくなります。十分に睡眠をとっているのに心身の状態が整わない場合は、睡眠の質を見直してみましょう。睡眠の質が低下していると、どれだけ十分に睡眠をとっても疲れが取れません。
寝る前の飲酒、寝る前のスマホ操作、コーヒーの飲み過ぎ、過度なストレス、寝る直前の食事などは睡眠の質を低下させる原因です。
マッサージに適さないタイミング
マッサージの効果を高めるためにも、次のタイミングは避けた方がよいでしょう。
食後すぐ
食後すぐは胃腸に血液が集中しており、全身の血流が悪くなっています。極端に悪くなっているわけではないので自覚症状はありませんが、マッサージの効果を実感しにくいので避けた方がよいでしょう。食後2時間以上は空けてマッサージを受けましょう。12時に食事をとった場合は、14時移行にマッサージを受けるのがおすすめです。ただ、それだとスケジュールの都合でマッサージに通えない場合は、食後すぐに受けても問題ありません。
これは、食後すぐにマッサージをすることの影響がその程度で済むためです。それよりも、マッサージを定期的に受けることが大切と言えるでしょう。
体調不良のとき
体調不良のときにマッサージを受けると、体調がさらに悪化する恐れがあります。体調が悪化するかどうかは実際に受けてみなければわかりませんが、少なくともプラスにはなりません。体調が悪いときは、マッサージをすると身体が痛い、倦怠感がひどくなることが多いので注意しましょう。
飲酒後
飲酒後は、アルコールの解毒に肝臓が活発に働きます。このように身体のどこかに血液が集中しているときは、マッサージを受けない方がよいでしょう。また、飲酒後に入浴すると体調が悪くなる人がいるように、マッサージを受けた場合も体調が悪くなる恐れがあります。
マッサージを行う頻度
マッサージを受けるタイミングとあわせて、マッサージを行う頻度について気になる方は多いのではないでしょうか。マッサージを行う頻度について詳しくご紹介します。
やり方次第では毎日でもOK
強く刺激するようなマッサージでなければ、毎日行っても問題ありません。しかし、全く疲労が溜まっていない状態でマッサージを受けても、高い効果は実感できないでしょう。
受けたいときに受ける
基本的に、マッサージは受けたいと思ったときに受けましょう。連勤続きで全身が凝り固まっている、ストレスが溜まっているのでスッキリしたいなど、マッサージが必要なときに受けるのがおすすめです。
マッサージサロンで施術を定期的に受けるのがおすすめ
マッサージサロンに通うことで、定期的にマッサージを受けることが週感づきます。疲れが溜まっていないと思っていても疲れが溜まっており、マッサージを受けることで心身ともに整うケースもあります。定期的にマッサージを受けるメリットは次のとおりです。
マッサージの習慣が身につく
セルフマッサージを習慣付けることは難しくても、サロンに通うのであれば習慣付けられる人は多いのではないでしょうか。施術が終わった後に次回の日程を決めてしまえば、予約を忘れたり面倒になったりする心配がありません。
準備を整えてからマッサージをしてくれる
プロは、マッサージしても良い状態に整えてからマッサージしてくれます。身体を温めてマッサージの効果を高めてもらうことも可能です。そのため、セルフマッサージと比べて高い効果が期待できます。
まとめ
ベストなタイミングマッサージを行うことで、リラクゼーション効果や血流促進効果が高まり、心身の調子が整いやすくなります。いつマッサージすべきか判断ができない場合は、プロに任せてみるのも1つの方法です。「ほぐしドットコム」では、1日でも長く効果が持続するように施術しておりますので、ぜひご相談ください。