冬は体が冷えやすい季節です。電気代がもったいないからといって、ギリギリまで暖房器具を使わない方は多いのではないでしょうか。そのような行為は、体の健康を損ねる恐れがあるため十分に注意が必要です。ここでは、冬の冷えの原因と対策方法について詳しくご紹介します。
冬に体が冷えやすい理由
そもそも、冬に体が冷えやすい理由について詳しく見ていきましょう。
気温が低い
冬は気温が低いため、どうしても体が冷えてしまいがちです。寒いのにエアコンをつけない、こたつでしのいでいるといった方は、体が冷えている時間が長くなります。
足から冷えやすい
冷気は低いところに溜まるので、足下から冷えます。厚手の服を着ていても、足から全身が冷えてしまうでしょう。靴下をはいていても冷えることがあるので、毎年冬になると足からの冷えに悩まされる方が多いです。
湯冷めしやすい
体を温めるために入浴しても、脱衣所に上がるとすぐに体が冷えてしまいます。その結果、風邪を引いてしまう人も少なくありません。体を温めたはずなのに体温が上がらず、寒い思いをする人もいます。
運動不足になりがち
冬はその寒さから外出がおっくうになり、運動不足になりがちです。運動不足になると筋肉量が減少します。その結果、基礎代謝が低下してエネルギーを生み出す効率が悪くなるのです。エネルギーを消費する際は体が温まるため、運動不足の方は結果的に体が冷えやすくなります。
体が冷えると何が問題なのか?
それでは、体が冷えるとどのような問題が起きるのでしょうか。ただ寒いだけではなく、次のような問題が起こります。
体がこりやすくなる
冬になると体がこりやすくなる方は多いのではないでしょうか。体が冷えると血流が低下するうえに筋肉が硬くなり、こりやすくなります。特に、長時間のデスクワークでもともと体がこりやすい人は、冬になると耐えがたい肩や首のこりに悩まされがちです。
肩や首のこりは頭痛も引き起こすため、生活に支障をきたす場合があります。
頭痛の原因にも
体が冷えると、脳への血流が低下して頭痛が引き起こされる場合があります。脳への血流が低下すると、一時的に思考力が落ちたりぼーっとしたりするため、仕事にも影響を及ぼします。
代謝が落ちる
体が冷えると血流が低下し、エネルギー生産の効率が悪くなります。基礎代謝が低下することで太りやすくなったり、体がますます冷えやすくなったりします。
朝起きるのがつらくなる
体が冷えると筋肉が硬直して動かしづらくなるうえに、頭の回転も鈍くなります。そのため、体が冷えた状態で朝目覚めると、なかなか布団から出られなくなるのです。だからといって布団を厚手にすると、体温が上がりすぎて倦怠感が出たり、布団からますます出られなくなったりします。
室温をうまく調整して、布団はむやみに厚手のものを使用しないことが大切です。
免疫に問題が生じる
体が冷えて血流が低下すると、免疫機能が十分な役割を果たせなくなる恐れがあります。血液によって全身へ運ばれる免疫細胞は、血流が悪くなると外敵がいるところへ到達するのに時間がかかります。体を冷やすと体を壊すといわれているのは、これが理由です。
冬の冷えを防ぐ方法
それでは、冬の冷えはどのように防げばいいのか詳しく見ていきましょう。
温かい服を着る
温かい服を着ることで、体温が逃げにくくなります。人は体温を調節する機能を持つため、体を冷やさないようにすれば自然に温まります。しかし、薄着だと熱がすぐに逃げるので、体が冷えたままになります。
体の熱を逃がさないタイプの下着やウール100%のニットなどを着れば、体が冷えにくくなるでしょう。
暖房器具を使う
電気代がもったいないからといって、エアコンなど暖房器具を一切使用しない方もいるでしょう。確かに、人が死ぬような極寒でない限り、暖房器具を使う必要があります。しかし、それだと体が冷えてしまい、肩こりや首のこり、代謝の低下、免疫機能のトラブルなどが起こるでしょう。
健康を害してしまっては働けなくなって収入も落ちてしまい、節約して浮いたお金も失う恐れがあります。そうなっては元も子もないので、適度に暖房器具を使うことが大切です。
食事で体を温める
食事で体の内側から体を温めるのも効果的です。例えば、ショウガや唐辛子には体を温める働きがあります。また、サラダよりも煮物を選ぶことで、体が温まりやすくなります。ただし、効果は一時的なため、暖房器具や衣類で熱を逃がさないようにする必要があります。
適度に運動する
適度な運動には、血流を促す効果が期待できます。たまに運動するのではなく、適度な運動を継続する必要があります。運動不足の方がいきなり激しい運動をすると、モチベーションを維持できません。まずは、散歩やウォーキングから始めて、運動量を少しずつ増やしましょう。また、筋肉量を増やすために、筋力トレーニングを始めるのもおすすめです。
筋肉量が少ないところを鍛えることが重要ですが、最初はなかなか苦しいかもしれません。腕立て伏せを10回、腹筋10回、背筋10回など、全身をまんべんなく鍛えると良いでしょう。
マッサージを習慣付ける
マッサージには、血流を促したり筋肉をほぐしたりする効果が期待できます。体を温めてからマッサージすると効果が高まるので、入浴後に行うとよいでしょう。マッサージオイルで滑りをよくしてから行うことがポイントです。マッサージオイルを塗ることで、滑りが良くなりマッサージ効果が高まります。
また、肌の摩擦も抑えられるので、肌トラブルのリスクを低減できます。ただ、自分でマッサージできるのは腕や足に限られるので、大きな効果は期待できません。
定期的にリラクゼーションサロンに通うのがおすすめ
全身を自分でマッサージすることは難しいので、リラクゼーションサロンに通うのがおすすめです。リラクゼーションサロンでは、プロのマッサージを受けることができるため、間違った方法でマッサージをして、こりがひどくなるような心配はありません。
リラクゼーションサロンはスタッフによって技術が異なるので、口コミをチェックしてから選んだ方がよいでしょう。また、スタッフとの相性も重要です。また次も通いたいと思える対応をしてくれるリラクゼーションサロンを選びましょう。
まとめ
冬の冷え対策をせずに放置すると、肩や首のこりがひどくなったり風邪をひきやすくなったりします。体を冷やさないことを大前提として、衣類選び、暖房器具の使用、適度な運動、温かい食事などで対策しましょう。また、リラクゼーションサロンに定期的に通って、冷えにくい体を整えることも大切です。
「ほぐしドットコム」では、1日でも長く効果が持続するような施術を心がけております。継続的に通いたくなるような対応に努めておりますので、まずはお気軽にお越しください。