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身体の調子が悪いときは、マッサージをすれば解消するのでは?と思っている方もいるでしょう。確かに、症状次第ではマッサージで改善する可能性がありますが、まずは原因を突き止める必要があります。また、マッサージの方法にも注意点があるため、必ずチェックしておきましょう。ここでは、身体の調子が悪いときのマッサージについて、事前の確認ポイントや注意点などを詳しくご紹介します。

身体の調子が悪い場合の症状

一言で身体の調子が悪いといっても、次のようにさまざまな症状が挙げられます。

身体がだるい

特定の場所に問題があるのではなく、全身がだるいケースがあります。身体が重くてやる気が出ない、布団から出られないなどして、生活に支障をきたす場合も。身体がだるいのは、単に疲れが溜まっているだけな可能性がありますが、筋肉量が少ない、身体のむくみ、代謝に異常が起きていることなども考えられます。

筋肉が痛い

筋肉が痛くて身体を動かすのがつらい場合も身体の調子が悪いと言えるでしょう。過度な運動をしているだけではなく、身体がこり固まっていて筋肉が本来の役割を十分に果たせなくなっている場合も、筋肉痛が起こりやすくなります。

頭痛がする

頭痛がする場合、思考力が大きく低下します。仕事に支障をきたしたり歩くこともできなくなったりするほどに強い頭痛は、何らかの病気が原因の可能性があります。例えば、くも膜下出血はバットで頭を殴られるといった表現をされるほどに、激しい痛みが生じます。

ただし、痛みが強くなくても重大な病気が隠れているケースがあるので、頭痛を甘く見てはいけません。

肩こりがある

肩こりによって肩が十分に上がらなくなり、調子が悪いと感じる場合があります。また、肩こりは首のこりや頭痛、背中の痛み、腰痛なども引き起こすことも。長時間のデスクワークや悪い姿勢でのスマホ操作などは、慢性的な肩こりの原因です。姿勢を正すだけで肩こりに悩まされにくくなる場合もあります。

関節が痛い

関節が痛くて上手く動かすことができず、身体の調子が悪いと感じる場合があります。物を持つだけで痛む、少し動かすだけで痛む場合は、関節に炎症が起きているのかもしれません。また、その周りの筋肉に何らかのトラブルが起きている可能性もあります。いずれにしても、クリニックで診察や検査を受けなければ原因はわからないでしょう。

歯が浮いているように感じる

歯が浮いているように感じる場合は、歯周病を疑う必要があります。歯茎が腫れることで歯の位置が変化し、歯が浮いているように感じます。歯を失う病気と言えば虫歯をイメージする方が多いのではないでしょうか。実は、歯周病の方が歯を失う人が多いのです。

ある程度進行するまでは、歯茎の赤みや腫れ、歯磨きのときの出血といった症状しか現れないので、悪化してからようやく気づくケースが少なくありません。

マッサージする前にとるべき行動

マッサージをした結果、体調がますます悪くなるケースがあります。マッサージする前に次ぎのように行動しましょう。

症状に合ったクリニックを受診する

今、起きている症状に対応している診療科を受診しましょう。例えば、関節の痛みは整形外科、歯周病は歯科、倦怠感は内科を受診してください。ただし、それぞれの診療科で検査を受けた結果、別の診療科が担当すべき病気が見つかる場合があります。その場合は、適切な診療科へ紹介状を書いてもらえます。

まずは十分に睡眠をとる

体調が悪い原因が睡眠不足の可能性があるため、まずは十分に睡眠をとりましょう。適切な睡眠時間には個人差がありますが、一般的には最低6時間は寝るべきとされています。ただし、6時間睡眠が数日続くとパフォーマンスが低下するとの実験結果もあるので、7~8時間程度は睡眠をとった方がよいでしょう。

また、睡眠の質にも注目が必要です。寝る前にテレビやスマホ、パソコンなどの強い光を浴びると、交感神経にスイッチが入って活動モードに切り替わります。寝るときは、副交感神経にスイッチが入り、リラックスしていることが理想です。これを実現するには、早めに布団に入り、薄暗くして静かに過ごす必要があります。

また、寝る2時間前に入浴すると、ちょうど寝る時間に体温が下がって眠気が生じます。

身体を動かしてみる

身体を動かすことで、血流やリンパの流れが改善されて、身体が楽になる場合があります。ちょっとした散歩やウォーキングなどをしてみましょう。どうしても体調が悪い場合は、ヨガやストレッチをするだけでも効果が期待できます。

また、普段から身体を動かすことを習慣づけると、血流やリンパの流れが悪いことが原因の倦怠感を予防できるでしょう。

栄養バランスのとれた食事を心がける

栄養不足が原因で身体の調子が悪くなっている場合は、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。栄養は、身体の機能を保つために必要です。また、糖質や脂質などのエネルギー源が不足すると、それほど身体を動かしていないのに疲労感が生じます。

肉中心、野菜中心の食生活の方は、どちらも何らかの問題が起こりやすいため、さまざまな食材をバランスよく取り入れることを心がけましょう。

身体の調子が悪いときのマッサージのポイント

身体の調子が悪いときに行うマッサージは、次のポイントを押さえましょう。

力を入れすぎない

力を入れすぎると、筋肉や関節に大きな負担がかかります。その結果、身体の調子がますます悪くなる恐れがあります。気持ちいいと思えるぐらいの力加減でマッサージしましょう。また、指で強く押すのもNGです。

短時間に留める

長時間のマッサージは、身体に負担がかかります。短時間のマッサージに留めて、様子を見ることが大切です。短時間に定義はありませんが、1ヶ所につき1分程度であれば問題ないでしょう。それでも、倦怠感などの症状が現れた場合は中止してください。

身体の調子が悪いときはプロに任せるのがおすすめ

身体の調子が悪いときは、自分でマッサージするのではなくプロに任せた方がよいでしょう。カウンセリングで体調を伝えることで、適切な方法でマッサージしてもらえます。もし、マッサージ中に痛みが強くなるようなことがあっても、すぐに別の方法でアプローチしてくれます。

まとめ

身体の調子が悪いときは、睡眠や食事、運動などで身体の調子を整えましょう。それでも問題が解消されない場合は、クリニックを受診することが大切です。マッサージで改善が期待できるものである場合は、リラクゼーションサロンで施術を受けてみてはいかがでしょうか。
「ほぐしドットコム」では、体調に合わせて施術を提供しております。その日の体調、気になるところなど、どのようなことでもお気軽にお申し出ください。