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頭皮に疲労やこりを感じている方は、頭皮マッサージを始めてみてはいかがでしょうか。物理的な刺激によって頭皮の血流が促され、健全な状態へと導くことができます。ただし、頭皮を強く刺激したり、間違った方法でマッサージしたりすると、頭皮の状態が悪くなったり症状が悪化したりする恐れがあります。

そのため、正しい頭皮マッサージの方法を確認しておくことが大切です。ここでは、頭皮マッサージの方法や期待できる効果、注意点などについて詳しくご紹介します。

頭皮マッサージとは

頭皮マッサージとは、頭皮の筋肉をほぐすマッサージのことです。手で頭皮をもみほぐすことで脳に良い影響を与え、血行促進やリラックス効果などを得られます。

頭皮マッサージの必要性

頭皮の血流が悪くなると、頭痛や肩こり、首のこりなどに繋がる場合があります。毎日、長時間のパソコン操作やスマホ操作などが原因で目や脳に疲労が溜まると、頭皮がこりやすくなります。肩こりや首のこりのケアも重要ですが、頭皮マッサージで頭皮のこりをほぐすことも健康に繋がるのです。

頭皮マッサージのメリット

頭皮マッサージには、次のようなメリットがあります。

目の疲れが解消する

頭皮の血流が滞ると目の周りの血流も滞ります。その結果、目の疲れを感じるようになります。頭皮マッサージで頭皮の血行を促すことで目の周りの血行も促せるため、目の疲れの軽減に繋がります。長時間のデスクワークやスマホ操作は眼精疲労の原因です。目の疲れは肩こりや首のこりなどにも繋がるため、頭皮マッサージでケアしておきたいところです。

もちろん、目の周りのマッサージと併用すれば、さらに高い効果が期待できるのでぜひ試してみてください。

肩こりや首のこりが和らぐこともある

前述したとおり、頭皮マッサージで頭皮のこりが改善されると、肩こりや首のこりも改善する可能性があります。肩こりや首のこりは頭痛を引き起こします。そのため、肩こりや首のこりを解消するマッサージと頭皮マッサージを併用することがポイントです。

リラクゼーション効果

頭皮をもみほぐすことでリラクゼーション効果を得られます。精神的なストレスが和らいで、心身に良い影響を与えられます。例えば、自律神経のうち副交感神経が優位になり、血流が促されます。その結果、頭皮により多くの酸素や栄養が届くようになり、頭皮のこりが改善されるのです。また、髪の成長に欠かせない酸素と栄養も届くため、薄毛対策にもなるでしょう。

抜け毛対策

頭皮マッサージによって筋肉がほぐされると、頭皮への血流が促されます。髪に栄養を運ぶ毛乳頭細胞に十分な酸素と栄養が届くようになり、抜け毛が起こりにくくなります。ただし、薄毛を改善するほどの効果は期待できないため、抜け毛が増えてきたと感じたら、薄毛クリニックを受診した方がよいでしょう。

仮に薄毛治療を始めることになったら、日常的に頭皮マッサージを続けて治療の効果をサポートすることがポイントです。

頭皮の状態を確認する方法

頭皮マッサージをしなくても、頭皮が全くこらない人もいます。頭皮マッサージは頭皮に若干のダメージが加わるため、不要なのであれば行う必要はありません。そのため、頭皮の状態を確認し、頭皮マッサージの必要性をチェックすることが大切です。

まずは、頭皮を軽くつまんでみましょう。頭皮をつまめない場合は、こり固まっている可能性があります。ただし、皮膚の薄さや骨の形状などによっては、こっていなくてもつまむことができません。そのため、あくまでも1つの目安としてください。

そのほか、頭皮を指で軽く押して、跳ね返るように感じた場合も頭皮がこっていると考えられます。

入浴時の頭皮マッサージの方法

頭皮マッサージは、髪と頭皮が濡れている状態で行うのが基本です。乾いている状態だと、摩擦によって髪と頭皮がダメージを受けてしまいます。シャンプーのときに頭皮マッサージをするとよいでしょう。入浴時の頭皮マッサージの方法について詳しくご紹介します。

(1)頭頂部を刺激する
両手の全ての指を使って、頭皮の左右から中央に向かって指圧します。このとき、筋肉を寄せるイメージで押しましょう。

(2)前髪の生え際を刺激する
前髪の生え際を5本の指の腹で円を描くように刺激します。

(3)側面から頭頂部を刺激する
側頭部から頭頂部にかけて、小指以外の4本の指で頭頂部に向かって筋肉を寄せていきます。また、手のひらの付け根で刺激するのも効果的です。

頭皮マッサージをする際の注意点

頭皮マッサージをする際は、その効果を引き出すために次の注意点を押さえましょう。

摩擦には細心の注意を払う

頭皮を摩擦するようなマッサージは、頭皮の筋肉を十分にほぐすことができません。そればかりか、頭皮のダメージを与えることで抜け毛の原因になる場合があります。また、頭皮の赤みやかゆみ、ヒリヒリ感などが起きる場合も少なくありません。この状態では頭皮のバリア機能が壊れているため、ここにシャンプーやリンス、指の摩擦が加わると、強い炎症が起きる恐れもあります。

摩擦には細心の注意を払い、正しい方法で頭皮マッサージをしましょう。

やりすぎない

頭皮マッサージは、やればやるほどに効果を得られるわけではありません。過剰な頭皮マッサージは筋肉にダメージを与えることで頭皮のこりの悪化を招く恐れがあります。気持ちがよいと感じる間はマッサージしても問題ありませんが、気持ちよくなくなったのにマッサージを続けることは避けましょう。

また、1日に何度も頭皮マッサージをするのではなく、1日1回を毎日続けるようにしてください。

痛いところは避ける

頭皮マッサージをしていると、ときおり痛みを感じることがあります。痛いところは頭皮のバリア機能が低下していたり、筋肉や骨に何らかの問題が起きている可能性があるため、刺激しない方がよいでしょう。くり返し刺激することで炎症が起きる恐れがあります。

定期的にプロの頭皮マッサージを受けるのがおすすめ

セルフの頭皮マッサージを続けつつ、定期的にプロのマッサージを受けるのもおすすめです。セルフマッサージでは、どうしても頭皮のこりを完全には解消できないため、少しずつこりが強くなっていく可能性があります。定期的にプロの頭皮マッサージを受けて頭皮の状態をリセットするのがおすすめです。

まとめ

頭皮マッサージは、頭皮のこりをほぐすことやリラックス効果を得ることが目的です。頭皮をくり返し刺激をしても頭皮のこりは改善されません。気持ちが良いと感じる程度の力で正しく指圧して、頭皮の血流を促すことが大切です。また、定期的にプロの頭皮マッサージを受けることで、良好な頭皮の状態を保つことができます。「ほぐしドットコム」は、頭皮のほぐしに加えて全身もほぐすことができます。身体と頭皮は関連性が強いため、まとめてほぐしを受けるのがおすすめです。まずはお気軽にご相談ください。